――黒き血鉄の匂い、隣佇む美しき白――

STORY

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サイト内公開中小説作品総文字数:807,996

非公開作品・改稿分込:1,215,281

Aldyss -アルディス-

更新停止(再開予定なし)|103,639字(旧版:207,693字)

 皇族は月帝神族に縁を持ち、直系の血を引くとされる。その真偽の程について論じることにもはや意味はなく、いずれにせよ証明することもできない。だが、かれらが万年に渡り頑なに血族間での婚姻を繰り返していることは、おそらく事実である。人々が神性を見いだすには、それで十分だろう。

Before Restart

R-15|完結済|280頁

 帝国の忠実な剣と盾であるファーリーン王国。破壊者らは突如として現れ、誇り高きリーンの民たちはそれぞれの選択をする。

紫陽花の城

著者:フローレンス・レイス

R-15|完結済|73,279字

 旧レイス家の末裔である少女フローレンスは、現レイス家の当主リチャードに連れられ、レイスの侯爵城――通称「紫陽花の城」へとやってくる。そこで出会った家族は彼女をあたたかく迎えたが、彼女がやってきたことによって、紫陽花の城に縛られる旧レイス家の亡霊が闇にうごめきだした。
 家族は次第に崩壊してゆき、そして冷たい瞳をもつ義弟もまた、成長とともにその残虐性をあらわにしていく。

約束の還る海

完結済|前編のみ公開中|182,665字

カクヨム

アルファポリス(空行を加えてあります)

改稿版

 海で拾われ考古学者の息子として育った青年レナートは、発掘調査の帰りに海を漂流する美貌の若者を救出する。身分を明かしたがらない若者に、レナートは幼少の頃より惹かれてやまない雷神の名、『リオン』を充てがった。リオンは、次第に心を開き始める。
 しかし、太古に滅びたはずの文明が、レナートを呼び続けていた。彼の命のみを求める、古代の遺物。やがて蘇った人類に対する嫌悪感が、快活だったレナートを襲った。
 魂に刻まれた遥か遠い記憶と約束。生まれてきた意味。生かされた意味。出会い、別れる意味。自分は何者か。
 かれらが発見する自己の姿と、受容のための物語。

偽椿

カクヨムにて更新中 更新休止中(カクヨムに移動します)

薬師の家系に生まれ、祖母亡きあとの医館を継いだ双子の兄妹、キラとサラ。剽軽な兄と、生真面目な妹。性格と性別を除けば、二人はよく似ていた。代々、男子が短命な家柄。医学を究めようとしてきた先祖らの努力も虚しく、未だ二十の歳を迎えられた者はいない。しかし、キラは十八の齢を健康なままで過ごし、妹と共に十九となっていた。

更新中|76047字

「我が家系の男子は、二十の歳を迎えることができない」
 薬師として祖母の医館を継ぎ生計を立てるキラとサラは、よく似た男女の双子。慎ましく睦まじく日々を過ごしていた。十九歳を迎えた年、キラの体は死に向かい始めた。それは、原因も治療の術も不明な、一族に付せられた呪いとも言える病。
 薬師の家系に生まれ、祖母亡きあとの医館を継いだ双子の兄妹、キラとサラ。剽軽な兄と、生真面目な妹。性格と性別を除けば、二人はよく似ていた。
 代々、男子が短命な家柄。医学を究めようとしてきた先祖らの努力も虚しく、未だ二十の歳を迎えられた者はいない。しかし、キラは十八の齢を健康なままで過ごし、妹と共に十九となっていた。

カムナ ~神命~

R-15|調整中

 神の言葉を人に渡す者、カムナ。当代のカムナが斃れた晩、巨大な銀狼によって里に齎されたのは、美しい無垢の子供だった。
 カムナは人に非ず、又神にも非ず。
 里長の孫ヤヒロは、人ならざる“それ”に魅入られた。

掌・短編集

更新中|60,619字(総合)

 これらは独白であったり、回想であったり、伝承であったりするもの。

Chronicle



更新中

 大いなる時代の狭間に生きる、歴史に名を残すことのない者たちの記憶。または偉人の伝記。或いは秘められた想い。それらを時代に添わせ編したもの。