――黒き血鉄の匂い、隣佇む美しき白――

カムナ ~神命~

永遠に殺してやる。

R-15|調整中

 神の言葉を人に渡す者、カムナ。当代のカムナが斃れた晩、巨大な銀狼によって里に齎されたのは、美しい無垢の子供だった。
 カムナは人に非ず、又神にも非ず。
 里長の孫ヤヒロは、人ならざる“それ”に魅入られた。