ユール書殿

――黒き血鉄の匂い、隣佇む美しき白――

Aldyss -アルディス-

闇の中より見いだす光

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 皇族は月帝神族に縁を持ち、直系の血を引くとされる。その真偽の程について論じることにもはや意味はなく、いずれにせよ証明することもできない。だが、かれらが万年に渡り頑なに血族間での婚姻を繰り返していることは、おそらく事実である。人々が神性を見いだすには、それで十分だろう。

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〈登場人物・用語〉

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